担当大臣5月8日記者会見(消費者庁)
「問 携帯電話のソーシャルゲーム「コンプリートガチャ」というものが問題になっていますけれども、消費者担当大臣としてのこれについての御認識を教えてください。
答 まず個別の事例についてのお答えは基本的には差し控えておきたいと思っておりますが、一般論で申し上げますと、インターネット上のカードを複数揃えるとレアカードが当たる仕組みについては、これまで景品表示法に基づく措置をとった例はなく、景品表示法の規制が及ぶことを明確に示す運用基準等も存在をしておりません。
そこでまず、本件に係る景品表示法上の考え方を可能な限り早期のうちに明らかにすることにより、事業者及び一般消費者に対し注意喚起をすることを検討いたしております。
問 違法と、そして規制すると、そういう方向での検討ということでよろしいんでしょうか。
答 まだそこの段階まで申し上げているわけではなくて、景品表示法上の考え方を可能な限り早期のうちに明らかにして、事業者及び一般消費者に対し注意喚起することを検討しているということで、まず段取りとしては、そういった中で、様々な事業者から聞くというふうな作業もあろうかと思っております。
問 一通り聞いて、いつぐらいに見解を発表される、運用基準を発表されるんでしょうか。
答 少なくとも注意喚起をして、こうしたことのソーシャルゲームの問題性がもっと大きくなる前に、一定の方向性を出す必要があろうかと思っております。
問 それは、目途としては大体いつぐらいというスケジュールはあるんですか。
答 今の段階では申し上げるところではありません。
問 景品表示法のカード合わせ、禁止されているカード合わせに当たるんじゃないかという見解を先般消費者庁長官が示しましたけれども、それについては大臣はどういうふうにお考えですか。
答 その可能性はあるというふうに思っております。景品表示法では、二つ以上の種類の文字、絵、符号等を表示した符票のうち、異なる種類の符票の特定の組合せを提示させる方法、いわゆるカード合わせの方法を用いた懸賞による景品類の提供について、景品類の価額の大小を問わず禁止しております。
一般論として、カードは有体物かインターネット上のものであるかに関わらず、カードを複数揃えるとレアカードが当たる仕組みについては、一般消費者に提供されるレアカードは、カード取引に顧客を誘引するための手段として、事業者が自己の供給するカードの取引に付随して相手方に提供する経済上の利益として、景品表示法の景品類に当たると認められます。その提供は、告示で禁止されているカード合わせの方法を用いた懸賞によるものであれば、景品表示法上禁止される行為、つまりカード合わせの方法を用いた懸賞による景品類の提供に該当すると考えております、ということであります。
問 そうすると、ただいまネット上に問題になっているコンプリートガチャはカード合わせに当たると考えていいんですよね。
答 大体そういうことになろうかと思います。ただ、どちらにしても、もう少し会社側に対して調査といいますか、聞き取りをして判断をしていくということになろうと思います。
問 法律論はさておき、そもそも子供が1回ぽちっと押すだけで300円をばんばん使う、アイテムをいっぱい買っちゃうと、そういうような現状ゲームなんですけれども、それについて大臣はどういうふうに。
答 極めて射幸心をあおるということは間違いなくて、御案内のとおり、何十万円もの請求が1か月で来た事例もあるわけであります。したがって、ソーシャルゲームが社会問題化既にしているわけでありまして、そうしたことに関しては、私は一定の抑制的な方向性を打ち出すことは必要だろうと、注意喚起をすることも必要だろうと思っております。
問 事業者はどういうふうにすべき、つまり今これをやっている事業者はプロ野球団を持っているほどの大企業なんですけれども、そういう大企業がこのような商法をしていることについては、どうお考えでしょうか。
答 それについては個別の議論になるわけでありますが、どちらにしても聞き取りをして、その後聞き取りを受けて、さらに先に注意喚起をどうやって行うか議論を進めていくことになろうかと思っております。こういった様々な状況、我々の着目も見て、事業者側も色々な検討をして協力をするのではないかというふうに私は期待しております。 」
「問 ゲームについてもう一点。今度は国家公安委員長としてお伺いいたしますが、つまりこれについて、ガチャのシステムに対しては賭博であるとか、そういうような指摘も出ています。つまり、景品表示法の観点だけではなくて、その他の法律でも取り締まるべきという意見もあるんですけれども、それについては如何でしょうか。
答 これは今御指摘のような議論もあろうかと思いますが、関係部局において議論し、適切に対処するということで、この場における私のコメントは差し控えさせていただきます。」
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